中尊寺金色堂保存修理工事 工事箇所は遮蔽せず一般公開

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中尊寺金色堂保存修理工事のお知らせ

国宝中尊寺金色堂は天治元年(1124)藤原清衡によって建立され、以降たびたび修理改修が施されました。 中世においては正応元年(1288)・永徳4年(1384)に修理が行われ、江戸時代には慶安2年(1649) をはじめ四度の大きな修理が行われたことが史料で明らかになっています。最近では明治30年(1897) ・昭和6年(1931)の修理、そして昭和43年(1968)の解体修理、いわゆる“昭和の大修理”を経て今日に至ります。 この昭和の大改修から50年が経過する間にも、徐々に漆や金箔の剥離・亀裂などが確認されてきました。 そこで将来的な保存・修理の方針を打ち出すべく、文化庁の協力により専門委員会 (正式名称:国宝金色堂保存環境調査専門委員会)を平成30年に発足し、 堂内の保存環境調査ならびに会議での分析を行いました。 専門委員会は「現在の金色堂は構造に関わる大がかりな修理は必要としていないが、 破損状況に即した必要最小限の補修は行うべきである」と結論し、修理工事を計画いたしました。 工事箇所は遮蔽せず一般公開しております。ご拝観のお客様は作業風景をご見学いただきつつ、 金色堂をご参拝いただく形になります。平時とは異なりますが、伝統技術による文化財修理をご覧いただける機会として、 ご理解いただければ幸いに存じます。
工 期:令和2年6月12日~12月13日


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