平泉を詠んだ宮沢賢治詩碑を紹介しています。

宮沢賢治詩碑

基本情報
建立場所 中尊寺 金色堂敷地内 入口
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宮沢賢治詩碑

七重の舎利の小塔に
蓋なすや 緑の燐光
大盗が銀のかたびら
おろがむとまづ膝だてば
赭のままこただつぶらにて
もろ肱映えかがやけり
手触れ得ぬ舎利の寶塔
大盗は禮して没ゆる

場所 中尊寺金色堂
建碑 昭和34年

「七重の舎利の小塔」とは、中尊寺の有名な「金色堂」のことだそうです。
ここに、赤いぎょろ目の「大盗」が現れて、膝立ちになって宝塔を拝もうとします。
「銀のかたびら」を身にまとっていますから、そこらの普通の泥棒ではなくて、 よほどの大物であることがうかがわれます。
 大盗は、たんなる参拝客として訪れたはずはありません。
もちろん拝んだ後には、宝物を頂戴するつもりだったのでしょうが、 なぜか彼は宝塔に手を触れることができず、結局そのまま礼をして去っていった、という話です。
どこかの民話にでも出てきそうなシーンですが、とくに中尊寺にこのような逸話が残ってい るわけではなく、これは宮沢賢治の創作のようです。 ……
石碑の部屋さんのHPより引用させて頂きました。
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